長い長い夏休み

南の海は
曇りや雨とすっきりしない
エメラルドのはずの海も
さえないまんまで

最近の自分には
お似合いの天気なのかも
天気がすっきりしなくても
この広がる海には
無限の開放感がある
僕を包み込んでくれて
1回だけ、雲の隙間から光が
その瞬間、海が微笑む

37
37の夏は
大きく揺れた
自分の仕事もさることながら
妻、子どもたちのことを
じっくり考えた秋
振り返れば
不思議な5ヶ月だった

ここが人生の折り返し地点だとしたら
自分の寿命は74才
長いのか、短いのか
それはわからないけど
それほどに大きな大きな37才の秋

夢を見ていたのか
いや、現実に違いない
時間は確実に僕たちの家族を
なぞるように流れていった
試されていたのかも
今はそう考えることもできるんだけど

子どもたちは今
どうしてるかな
勉強、がんばってるかな
今日も学校が楽しい場所でありますように
心から願っています
変な事件が
ＴＶから流れ続けるこのごろだから

新しい一歩を踏み出す
そんな、ちょっと早めの春にしたい
長い長い夏休みが終わった
大切な、僕等家族の夏休み
この夏をきっと
忘れずに過ごしたい
そう思う、37の春です