クリスマスなんだしね

クリスマスだ
クリスマスだよ
君たちは今、なに考えてる？
今までのこと
思い出してるのかな
君たちのそばに
いつまでいてあげれるだろう
不完全な君たちのそばに
不完全な親の僕等が

完全なものをひとつだけあげれるとすれば
優しさ、かな
ＤＮＡは絶対だからね
お父さんとお母さんが産み落とした君たちだから
優しさは、お墨付き
だけど、小学２年生と４年生にして
生きていくときにあまり役に立ちそうもないって
わかっちゃったね

君たちらしさを出すには
まだ早すぎるのかもしれない
だけど
その君たちらしさの中には
お父さんとお母さんらしさが
どこかに光ってるはず
いつの日にかその
きらりとしたかけらを
ご褒美に俺たちにくれないか
ものごころついた時でいいから
子育ては見返りを期待することではないけど
だいすき、なんて４文字で
うまい酒が飲めたりする
そんなもんだ、人生なんて
それに今日は
クリスマスイヴなんだし

明日は、わからない
でもいいんだ
かっこうが悪くたっていい
人とちょっと違っていたっていい
絶対なんて、ないんだ
あんまり、思い詰めちゃいけない
なるようになるもんだ
でも、そのためには
生きてなきゃ
生きてなきゃ、だめだ

高校生くらいになって
この詩を読んだら
その意味がわかると思う
そして、お母さんに「ありがとう」の一言も
言いたくなるんだな
別に、誘導してないよ
でも、わかるよね
最近はプチ反抗期の君たち
今夜は、高校生の君たちに
手紙を書いてる気分

明日のことなんて
本当にわからない
本当にそう
昔はわかると思ってた
明日くらいまでは、想像できたんだ
でも、今想像できるのは
明日のことよりも
今、君たちがどんな表情（かお）で僕らと話をしてくれるのか
それだけが気がかりで

１０年
１０年だよ
一区切りは１０年でつく
そんなもんだ
君たちはその時１８才と２０才
何をお互い感じるかなあ
先に君たちに宛てて書くラブレター
そんな感じです

コトバは大切にした方がいいよ
できることなら
これから一生付き添う人も
コトバをたいせつにしてくれる
そんな人なら、首を縦に振ってあげようじゃないか

なんか、眠くなっちゃった
飲み過ぎたかな
あと１０年少ししたら
一緒にだらだら飲めるかな
楽しみ
本当に、楽しみだ

では、そろそろお休み
大好きな君たちに
メリークリスマス！！