酔い待ち人

今夜も一人
俺はビールを飲む
子ども達は
もうぐっすり夢の中
おぶった肩が疲れてる
これから先は酔い待ち人に
時間を少し分けてくれ

毎日はいろいろと
しんどいことばかり
こんなことを味わうために
俺は大人になったのか
そんなことを
思わずにはいられない

壁が前からも横からも
だんだん迫ってくる
毎朝が憂鬱で
仕事に行きたくない
朝、目覚めると
俺を待っているのは
子ども達ではなく
あくまで鬱陶しい仕事だった

みんなきっと
すっきりしたいのだろう
わかる気がする
モヤモヤした、こんな毎日だから
自分を確かめたい
そんな夜
でも、その方法は誰も知らない
酔い待ち人にもわからない
そんな夜は

おやすみ−